写真が趣味でない理由
写真は趣味ではないと本ブログでは何度か書いている。では、「趣味でない」に何故こだわっているのか?
もちろん、謙遜をしているわけではない。 逆に、趣味としている人にネガティブな感情を持っていて、一緒にされると困るという感情も全くない。
純粋に写真を趣味にしている人が、時間やエネルギーを注いでいる様子を見て、全く自分には出来ないことだと感じているからだ。
ちょっと時間があったり、天気の良い日などあったら、趣味としている人は、さっと撮影に出かけるであろう。自分はそういう気になかなかならない。子どもと出かけるからカメラでも持って行くか、となっても、何も写さずに帰ってくることも珍しくない。
イベントもなく、子供の写真を写していない期間がちょっとあいてしまったなという時に、義務感で写すという具合だ。何か美的なものを創りあげようという意欲に欠けている性格に依存するところがあるのだろう。
その程度のエネルギーしか注ぎ込んでいないくせに、新しいカメラが発表されると、これで写すと今よりきれいな写真が撮れるかなとか、ファインダーが見やすそうだなとか、オートフォーカスの精度が良さそうだな、なんて思って欲しくなってしまう自分がいる。
もちろん趣味としてエネルギーを注ぎ込んでいる場合には、ある程度のお金を注ぎ込んで, より高い満足感を目指す意味が十分にあろう。しかし、写す意欲は低いこの自分が、カメラを買ってそれだけで物欲を満たしているのは、よろしくない。特にカメラ業界は、物欲のある人から、いくらでもお金を吸い上げられる仕組みをうまく作り上げた業界なので怖い。
ということで、自分への戒めのためにも、「趣味じゃないよ」と言い聞かせているのである。こんなの買って、いつどれだけ使うのかと自分に問うているのだ。
でもいつか、本当に写真を楽しめるようになった時に、「趣味です」と胸を張って答えることにしよう。