子供の成長写真を自己満足できるものにするために収集した情報を、ここに記録するつもりで、はじめましたが…。

断りがない限り、写真と本文は関係がありません。

4K動画からの静止画切り出し

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時期を逸しているが、子供の撮影する機会として欠かせないものに運動会がある。

あのカメラ/レンズメーカーのシグマの山木社長ですら「おとうさんたちの戦場」と称している程だ。そして、このツイートでも一眼レフ(静止画)とビデオ(動画)のどちらを優先して撮影するかという問題が顔を出している。

静止画である写真も残したいが、ダンスなどは動画も残しておきたいわけだ。二人で手分けできればよいのだが、一人で両方を撮影するのは困難である。

個人的には、三脚でビデオを撮影しながら、カメラで静止画を撮るという試みをしたこともある。 壇上の発表会などならば、この方法でも対応ができる。しかし、運動会では動きがあるため、ビデオのフレームから出て行っても、追いかけるゆとりはない。

動画と静止画を同時に撮影ができたらどんなに便利だろう。 ビデオ録画中に、シャターを押して静止画を残す機能は、ビデオを始めとして搭載されているが、静止画の画質や、シャッターを押した瞬間に、ビデオの方に影響があったりした。

別のアプローチでは、ビデオを録画しておき、その動画の中から、いい構図や表情の部分を静止画として切り出す方法もある。従来は、切り出す静止画は画質が、やはり大きく損なわれて満足の行くものは得られなかった。

しかし、最近でてきた4K動画ならば、十分な静止画が切り出せるらしい。そしてそんな機能を持つカメラ(LUMIX FZ1000)も、8万円足らずで買えるようになっているようなのだ。

ということで調べていてレビュー記事を読んだいたら、気になる情報があった。

"一般的に動画撮影で設定する1/50秒から1/100秒のシャッター速度では、切り出した静止画がブレてしまうことが多いので注意したい。4K動画からの静止画切り出しを目的とする時は、シャッター速度を1/1,000秒以上に設定し、1コマごとの被写体の動きを止める必要がある。高速シャッターで撮影した動画は動きが不自然になってしまう" とのことである。

当然、運動会では動きのある被写体ばかりなのである。 静止画と動画を同時に撮ろうとしたら、どちらかの画質を諦める必要があるようだ。 結局、静止画の方が、より寄った画角が欲しくなりそうなこともあり、 望みの結果が得られない可能性が高い。8万円投資したとしてもだ。

カメラの原理に関わることで、FZ1000に限らない現象だと思う。 なんとか技術によって克服できないものであろうか?