「笑顔を撮るためにはえこ贔屓」という極意
かさこ氏と写真家三井氏による講習会で、「笑顔を撮るためにはえこひいき」というメッセージががあった。笑顔とえこ贔屓にどういう関係があるのかと、興味をもった。
沢山の子どもたちの中で、一人の子ばかり写せば、狙われた子は自分が選ばれたことで気分が良くなり、自然と笑顔になるといった趣旨であった。
プロらしいメッセージであると、うならされた。数多くの場を踏んで裏付けされているのであろう。
ちょっと考えてみると、 親が撮る子ども写真は、よその子の中にいても自分の子供のえこ贔屓をするのは当然ではある。でも、このケースのえこ贔屓は、被写体は当たり前と思っているため、笑顔を引き出す効果はない。
兄弟がいる場合では、その兄弟の間で、えこ贔屓は出来るもんではない。日替わりというのは、あるであろうが、やはり選ばれた感は出ないであろう。
ということで、目を引き、そうかと思わせる技術ではあったが、子供写真の素人には使えない技であるのかもしれない。