子供の成長写真を自己満足できるものにするために収集した情報を、ここに記録するつもりで、はじめましたが…。

断りがない限り、写真と本文は関係がありません。

背景を先に決める子供写真

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しまなみライフさんのブログhttp://hakatajima.blog13.fc2.comで、 「カメラで子供を追いかけると、せっかくのいい景色が写らないかもしれません。 構図を先に決めて、カメラは動かさない撮り方です。 子供が理想の位置に来るまで待つのです。」 という教えを読んで、背景がきれいな写真はそうやって撮れるのかと納得した。

少し前の事になるが桜の見頃が過ぎた頃に、朝早く起き、自宅からちょっと離れた公園に子供と行った。朝早いこともあり、他には人が歩いていない。空は青空。これは、背景を先に決めるいい練習になるかと、子供に先行して進んで行った。すると、さくらの花びらが、チラチラと舞っている場所があった。風が吹くと、一斉に散り始め桜吹雪となる。振り返ると、背景も抜けていて邪魔になるものがない。

よしここだと、後から来る子供が花びら舞うあたりまで来るのを、カメラを構えて待ち構えていた。風が少し吹いているタイミングで現れるといいな、などとワクワクして待つ。しかし、待てども来ない。でもここで引き返すと、子供が来て撮影のタイミングを逃すはずだと、我慢して待つ。が、まだまだ来ない。途中に遊ぶようなものもないのに、かなりの時間待っていると、さすがに心配になって、戻ってみる。すると、こちらに向かってくる子供を見つけた。

向こうもこちらを見つけて、走って向かってくる。「ちょっと、そこで待って」と言えども、聞きはしない。「いや、鬼ごっこじゃないから。ストップ!ストップ!」と言ってもなんの効果が無い。

そして、桜吹雪の中を鬼ごっこのように通り過ぎ、カメラを構えたが、満面の笑顔が迫ってくるばかり、いい構図どころか、1枚も写真が取れなかった。またしても挫折感。完封負け。 「もう一回今のところに、戻ってみよう」と誘っても聞いてくれず、先へと駆け抜けていってしまった。

桜の花びらが、止まることなく、ただただ散っていた。