とりあえず無難なスタートとしてのカメラ選び
最初の道具(カメラ)選びとして、入門用を選ぶべきか、より上のグレードを選ぶべきかという問題において、入門用を選ぶのは、すぐにやめてしまった時に無駄な出費を抑えるためであると前回分析した。
しかし、やめてしまうケース以外にも、見落としている視点があるのに気づいた。 道具の選択ミスをさけるために、初期はコストをかけない、ニュートラルなところから始めるという位置づけもあるという点である。
スポーツの道具なら体に合うか、合わないかという話しある。カメラも、大きさや、操作性、撮影目的などで選ぶべきカメラが変わってくるであろう。買うときには気付かなかったことが、使っているうちにわかってくることがある。自分の好みや、都合に合わせた道具選びが、初心者の頃はできない。だから、無難なものを選んでおいて、使っているうちに自分の方向性が見えてきたら、それに合わせたよりグレードの上の道具を揃えようという考え方だ。
カメラでは、無難な道具として、大手メーカーのエントリー機のキットレンズ付きというのがその位置づけになるのであろう。
スポーツの道具なら合わなければ、別のメーカーにするにも躊躇はないが、カメラはレンズを持ってしまうと、マウントの乗り換えには抵抗がでてくる。キットレンズ付きカメラだけのうちなら、抵抗も少ないのではないか?