たまちゃんのお父さん(穂波真太郎)
さくらももこ作 「ちびまる子ちゃん」*1に、たまちゃんのお父さんなる登場人物がいる。その名を、穂波真太郎というそうだが、「ちびまる子ちゃん」マニアでないと知らない名前だ。
この、たまちゃんのお父さんは、娘のたまえの写真を撮ることを無上の喜びにしているキャラクターとなっている。ただひたすら、娘の成長を記録したいようで、娘以外の写真にはそれ程興味がなさそうなのである。
まんがのキャラクターとして描かれるくらいなので、程度の差はあれ、このタイプの父親は決して少なくないのであろう。ご多分に漏れず、自分もこのキャラクター設定と非常によく重なるのである。ブログ名も、穂波真太郎の名をいただこうかと真剣に考えたぐらいである。
カメラがライカらしいということ、フィルムで写していること、 金銭的に恵まれていそうなこと、 時代が昭和の頃を舞台にしていることなど、相違点もないわけではないが。
重なる点があるだけ、たまちゃんのお父さんの失敗の数々、振る舞いなど、「そうそう、わかるわかる」、「そんな無神経なこともしちゃっているかなー」と、己の振る舞いと重ねてしまうのである。
子供が、日曜日に「ちびまる子ちゃん」にチャンネルを合わせると、一緒に見てしまう。サザエさん症候群の症状を感じつつ。
作品としては完成されているため、キャラクターの成長は描かれず、毎年毎年同じようなことを重ねているようだが、ちょっと、穂波真太郎の成長を期待したりもする。「頑張れ、俺」と。
